Moss Wood / Semillon 2002 モスウッド / セミヨンSold Out
20年熟成された、モスウッドが成せる偉大な辛口セミヨンの深み
上品なメープルシロップ、トースト、栗の甘露、あんぽ柿、蜂蜜のような甘く香ばしい香りですが、味わいは裏腹にドライ。落ち着いた果実感と酸味のバランスが取れており、モンスター並の余韻の長さと共に心地よいビターがワインを引き締めてくれる。熟成状態は10段階のうち8〜9くらい。
【原産国】西オーストラリア州 マーガレットリバー
【生産者】Keith & Clare Mugford
【タイプ】白・フルボディー・辛口
【ぶどう品種】セミヨン100%
【アルコール 】14.50%
【公式HP】https://www.mosswood.com.au
クレア&キース・マグフォード
モスウッドは、オーストラリアで最も人気の高いカベルネ・ソーヴィニヨンを40年以上造り続けるプレミアム・ブティック・ワイナリー。オークション市場での取引に基づき評価を決める「ラングトンズ・クラシフィケーション」では1990年の初回以来、常に最高位の評価「エクセプショナル」を得ています。
1969年に設立されたモスウッドは、今日のオーストラリアを代表する銘醸地マーガレット・リヴァーで2番目に⻑い歴史を持ちます。土壌、気候など諸条件がブドウ栽培に最も適しているとされる北部ウィルヤブラップ(Wilyabrup、サブ・リージョン)にヴィンヤードとワイナリーを擁し、設立当初よりプレミアムワインに特化したワイナリーとして、高品質のワイン造りを目指してきました。
現オーナーで醸造家でもあるキース・マグフォードは、南オーストラ リアのアデレード大学ローズワーシー校で栽培・醸造を学び、1979年にモスウッドにアシスタント・ワインメーカーとして参画。1984年に妻のクレアとともに、ワイナリー設立者のビル・パネル夫妻(現ピカーディーオーナー)からモスウッドを引き継ぎ、1985年正式に所有権を取得しました。以来、さらなるワインの品質向上に取り組み、今もなお栽培・醸造における様々な改良を続けています。
2000年には、同じウィルヤブラップ地区の 1.2km南に位置するリボンヴェイル・ヴィンヤード(植え付け 1977年)を購入し、カベルネ・ ソーヴィニヨン、メルロ、ソーヴィニヨン・ブラン&セミヨンのブレンドを新たにレンジに加えました。
2006年にはカーティン大学で栽培醸造学を修めたアレックス・クルタスが、2018年と2019年にはアデレード大学で栽培醸造の学位を取得した息子のトリスタンとヒューが加わり、現在マグフォード家の4人とアレックスの5人で栽培・醸造・販促をこなす。
栽培、畑 | モスウッドの自社畑(11.78ha) |
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醸造 | ブドウは除梗され、圧搾前に8℃に冷却されます。その後、12℃で 48 時間冷温静置、透明なジュースのみを発酵タンクに流し込み、培養酵母と2%の固形物を発酵前に加え、18℃に制御され、約14日かけて発酵。醗酵中、澱は毎日かき混ぜられ、これはセミヨンの食感と口当たりを良くするために6週間続けられます。 モスウッドでは常に保守的な研究開発が行われており、2002は可能な限り最高の質感を実現するために新しい酵母種を試し、満足のいく結果を得ました。 2002 年のセミヨンはタンクに 6 か月足らず放置された後、清澄され、低温で安定化され、瓶詰めされる前にろ過されました。 |
ヴィンテージ | 6 月の温暖な気候により、ブドウの木は冬の休眠状態から抜け出し、芽吹きが早まりました。これにより、開花が不規則になり、つるごとの芽が少なくなります、最終的な結果は、ブドウの収穫量が平均を下回ったことでした。これとは別に、生育期は穏やかで、初夏の雨はほとんどありませんでした。 1月に雨が降ったことでブドウの成長が促進され、収穫までは長く涼しい期間で穏やかな天候が続きました。作物全体がネットで覆われていたため、鳥を襲う問題はありませんでした。セミヨンは、雨の降らない 3 週間にわたって 3 つのバッチ (13.1、13.8、および 14.1 ボーメ度) で素晴らしい状態で収穫されましたが、悲しいことに数量が 40% 減少しました。 シーズン序盤の困難は本当に私たちを悩ませました。量は少ないかもしれませんが、モスウッドのチームはその品質に満足しています。収穫量が少なかった以前のヴィンテージ (1981 年と 1997 年 - 1986 年は除く) では、ワインは通常よりもタニックで攻撃的な傾向がありました。 2002年の場合はそうではなく、ワインは美しくバランスが取れています。 |
オーストラリアのマーガレットリバーのカベルネと言ったら、カレン、ルーウィン、ヴァスフェリッックス、ピエロでしょうか。
この偉大な作り手の中でも私はモスウッドが最も好きかもしれません。生産量も知名度も劣るかもしれませんが、人間ぽい親しみのある優しいワインを作ります。これが自分にとっては非常に大切なワイン選びの一つにしているからです。
探しても絶対出てこないと思いますので興味を持ちましたらぜひお買い求めください。