Basket Range Wine / Vineyard Blend2018 バスケットレンジ / ヴィンヤード ブレンド
エキスが濃いのにエレガンス、冷涼なBasket Rangeの賜物のワイン
同地最古のワイナリー。第二世代である息子達が、当り前な日常の味わいを目指しながら父親とは若干違ったワインを作り始めました。
Petite Verdot/Cabernet Sauvignon/Pinot Noirのフィールドブレンド。元々SicilyのVino di AnnaがEtnaからワイナリーに来た際にインスパイアされたキュヴェですが、今は彼にとっての「村名ワイン」的存在となりました。カシスやブラックベリーの香りが顕著ですが、飲むとスルリと喉に滑り込んでいきます。エキスが濃いのにエレガンスを感じさせてくれるのは、冷涼なBasket Rangeの賜物です。
【原産国】オーストラリア 南オーストラリア州 アデレードヒルズ
【生産者】ショルト、ルイス
【タイプ】赤ワイン ミディアム
【ぶどう品種】プティヴェルド・カベルネソーヴィニヨン・ピノノワール
【アルコール 】13.8%
【公式HP English】http://basketrangewine.com.au
ショルト、ルイス
今や絹羅星の如き人気生産者達が誕生した事で世界中のワインフリーク達から注目を集める様になった南オーストラリアのバスケットレンジですが、ほんの数年前までは誰からも特建て扱われる事が無かった小さく静かなコミューンでした。
Adelaide Hills【アデレード ヒルズ】という、同州にしては冷涼でエレガントなワインで知られる地区に於いて、その存在は知る人ぞ知るマイノリティだったのです。バスケット レンジ ワインは、その小さな衛星地区で最も古くに誕生したオリジナル。
Phil Broderick【フィル ブローデリック】のボルドー 愛故に植えられたCabernet SauvignonやMerlot、Petit VerdotやMalbecを駆使してクラシックなクラレットを年間数百ケースだけ細々と作り続けて来たのです。
そして今何が起きているのかを垣間見ると実に興味深い状況にあるのが、この同地最古のワイナリー。第二世代である息子達が、彼らにとって生まれ育った故郷の地ワインが持つ、当り前な日常の味わいを目指しながら父親とは若干違ったワインを作り始めたのです。
ショルトとルイスの兄弟がワイン作りを学んだのは、彼らにとって最も近所にあるルーシー マルゴー。ナチュラルなアプローチが日常にある環境で育った彼らだからこそ出来る、自然体の ワインが誕生しています。自身とは違う姿勢を目指す息子達の背中をしっかりと押す父。
そしてそれに応える兄弟。
まだビンテージ3年目の新世代がどんな進化を遂げるか乞うご期待です。指す息子達の背中をしっかりと押す父。そしてそれに応え2年目の新世代がどんな進化を遂げるか乞うご期待です。
栽培 | 全て2003年植え付け。 |
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醸造 | カベルネ・ソーヴィニヨンはタンクで熟成(40%)、プチ・ヴェルドは一部全房発酵し、フランスのバリックで熟成(40%)、ピノ・ノワール(777)は茎を取り除き、フランスのバリックで熟成(20%)。 |
まだ試飲出来ていませんが、情報を見る限り美味しいと思います。
以下マイクベニーコメント引用
素晴らしいワイン。エレガントで洗練されています。エーテル的で、私はそれをあまり頻繁に使用しません。最高級のタンニン、ダークカラントとカシスのキャラクター、明暗の緑豊かなノート、テクスチャーのジューシーさと壮大な長さは、この美しくソウルフルなワインの特徴の一部です。モダンクラシック。並外れた上質なワイン。
と絶賛。近々飲みます。。
95 Points, Mike Bennie, The Winefront