Pierro / Semillon Sauvignon Blanc L.T.C. 2021 ピエロ / セミヨン ソーヴィニョンブランSold Out
ステンレスタンク仕込みにより果実本来のアロマと風味を強調したセミヨン・ソーヴィニョンブラン
96pts James Halliday
柑橘、洋梨にメロンやトロピカルフルーツの香りが混じる。ソーヴィニヨン・ブランのフレッシュさとセミヨンの優雅さに少量のシャルドネが力強さと厚みを加え、持続的な酸に支えられた緻密な骨格がある。自社畑の手摘みブドウを全房圧搾、全体の25%を樽発酵・樽熟成(6ヶ月間)。L.T.C=Little touch of Chardonnayの意味。
※写真は前ヴィンテージのもの
【原産国】オーストラリア 西オーストラリア州 マーガレットリバー
【生産者】Michael Peterkin マイケル・ペターキン
【タイプ】白 ミディアム やや辛口
【ぶどう品種】ソーヴィニヨン・ブラン53%/セミヨン42%/シャルドネ5%
【アルコール 】13.7%
【公式HP】https://www.pierro.com.au
マイケル・ペターキン
歴史と概要
ピエロは元医師のマイケル・ペターキンが1979年に⻄オーストラリア 州マーガレット・リヴァーに興したプレミアム・ワイナリーです。 ペターキンは1973年に⻄オーストラリア大学医学部を卒業し、病院 で3年間働きましたが、⻑時間に及ぶ過酷な勤務を離れ、医学生の頃 から好きであったワインへの道へ進みます。1976年、ペターキンは アデレードのローズワーシー大学に進学し、2年間栽培及び醸造を学 びました。卒業後、⻄オーストラリアに戻り、自身のワイナリーを設 立する一方で、1980年まで同じ医師であるケヴィン・カレンと妻のダ イアナが興したカレン・ワインズでワイン造りに取り組みました。 ピエロの名は、ワイナリーの敷地に岩が多いことから「son of the rock」と自身の名前「Peterkin=son of Peter」を意味するPierroと 掛けて名づけられました。
自社畑
マーガレット・リヴァー、ウィルヤブラップ地区にあるピエロの畑の土壌はラテライト化した深い砂利質で、上層をピンク色の粘土層と古代の岩盤が覆い、砕けた花崗岩が散在しています。緩やかな面に位置する畑は、海からの涼風が敷地内の小川に沿って吹き込むことで一 定の涼しさが保たれ、また雨によって砂利などが流されないよう岩で 囲まれています。 ピエロはマーガレット・リヴァーで最初に密植を行ったワイナリーとしても知られます。4,000-5,500本/haの密度で植え付けされ、畝と畝との間隔もオーストラリアの一般的な畑の3分の2と狭く、ピエロは畑を耕作するために特別な小型トラクターをヨーロッパから取り寄せたほどです。 午後の⻄日の強い日差しが房に直接当たらないよう、ブドウ樹は南北方向に植えられ、⻄向きの葉を多く残して房を覆っています。収量のバランスをとりながら、質のよいブドウを継続的に実らせることがピエロの高いクオリティを守る重要な要素となっています。
栽培 | 畑:ウィリヤブラップに位置する計12haの自社畑 |
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醸造 | 数回に分けて手摘みしたブドウを冷却して全房圧搾し培養酵母で発酵させる。先に収穫したロットはアロマと酸、後に収穫したロットは風味やテクスチャーに寄与。全体の1/4はフレンチオーク樽で発酵・熟成。ステンレス槽(75%)とフレンチオーク樽(25%)で約6ヶ月間澱と共に熟成。 |