Yarra Yering / Dry Red No.2 1998 ヤライエリング / ドライレッド2Sold Out
エルミタージュを彷彿させる熟成シラー
故ベイリー・カローダス博士が手がけたシラーブレンドの最高峰。輸入元にわずかに大切に保管されておりました。
【原産国】オーストラリア ビクトリア州 ヤラヴァレー
【生産者】故ベイリー・カローダス博士
【タイプ】赤ワイン ミディアム〜フル ドライ
【ぶどう品種】シラー95%、マルサンヌ2.5%、ヴィオニエ2.5%
【アルコール 】13.2%
ヤライエリングについて
ヤラ・ヴァレーの伝説、ベイリー・カローダス博士
ヤラ・イエリングは植物学者ベイリー・カローダスが 1969年、ヤラ・ヴァレーに興したワイナリーです。カローダスはオーストラリアのワイン⽣産の主流が酒精強化ワインであった20世紀半ば、ヤラ・ヴァレーで誰よりも早くスティルワインの⽣産を始め、その後のオーストラリアワイン産業に大きな影響を与えた人物として知られます。植物⽣物学の研究者であったカローダスは、ヨーロッパでの研究⽣活の後オーストラリアに戻り、オーストラリア連邦科学研究機構(CSIRO)のメンバーとなり、メルボルン大学で植物⽣態学の研究員として活躍しました。
その後、ローズワーシー大学で栽培・醸造を学んだカローダスはヨーロッパで出会ったエレガントで複雑なワインをオーストラリアで造るために冷涼地の栽培スポットを調査し、ヤラ川の南、ワラメイト・ヒルズ麓にその地を⾒つけます。植物学者としての経験を⽣かし、ブドウ栽培と醸造を独自の哲学と理論で切り拓いたカローダスは、1973年の初リリース以来、35年間に亘って理想を追い求め、ヤラ・イエリングの名声を不動のものとしました。
サラ・クロウによる再スタート
創設者であるベイリー・カローダス博士が2008年に亡くなった翌年、⻑年ヤラ・イエリングのワインのファンであり、ローダスの晩年に親交を持っていたケイズラー・ワインズ(バロッサ・ヴァレー)のオーナーに経営権を託し、同社の資本下でヤラ・イエリングは⽣産を継続しました。カローダスの後、ポール・ブリッジマンがワインメーカーを務めた時期(2009-2013年)を経て2013年、サラ・クロウがワインメーカーに就任。サラは2001年から9年間ハンター・ヴァレーのブロークンウッドでアシスタント・ワインメーカーとして活躍し、2009年「ハンター・ヴァレー・レジェンド&ワイン・インダストリー・アワード」に輝いた醸造家です。苗木会社のマネージャーとしてキャリアをスタートしたサラは、ヤラ・イエリングの畑を理解することから始め、カローダスが確⽴したヤラ・イエリングのワインのスタイルを大きく変えることなく、クリエイティブなワイン造りを自分の使命として取り組んでいます。サラがワインメーカーに就いて以来、空気圧式圧搾機の使用により、ピュアな果実味を引き出し、また白ワインのMLFの割合を減らすことでワインにフレッシュさをもたらすなどの手法が取り入れられてきました。赤ワインにおいても同様にフレッシュさや鮮やかな果実感を残すことを目的に、以前よりも短い樽熟成期間でリリースしています。また2013年からは海外市場向けの瓶詰めにスクリューキャップを採用しています。サラ・クロウは、2017年に⼥性で初めてジェームス・ハリデイ「ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー」に選出され、さらに「ザ・リアル・レヴュー・トップ・ワイナリーズ・オブ・オーストラリア 2021」 と「2022 ハリデー・ワインコンパニオン・アワード」の「ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」をダブル受賞しました。畑(28.0ha)畑はヤラ・ヴァレー北東ワラメイト・ヒルズの麓、グルーイヤー地区(Gruyere)のヤラ川左岸に位置。粘⼟質に砂と砂利が多く混じる、⽔はけのよい北向き斜⾯で、設⽴以来、無灌漑栽培が⾏われている。
受賞・評価
・Winery of the Year 2022/Halliday Wine Companion Awards
・Wine of the Year 2022/Halliday Wine Companion Awards
(Dry Red No.1 2019 )
・No. 1 at the Top Wineries of Australia 2021/The Real Review
・Winemaker of the Year 2017/Halliday Wine Companion
Awards
・Dry Red No.1 2015: James Halliday 99pts
・Dry Red No.2 2015: James Halliday 96pts
・Underhill Shiraz 2015: James Halliday 95pts
栽培 | 畑はヤラ・ヴァレー北東ワラメイト・ヒルズの麓、グルーイヤー地区 (Gruyere)のヤラ川左岸に位置。粘土質に砂と砂利が多く混じる、水はけのよい北向き斜面で、設立以来、無灌漑栽培が行われている。 |
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醸造 | 下記は2017年の醸造のテクニカル。生産者が変わっているので変化はあると思いますが、参考までに。 手摘みブドウを選果・除梗しながら500Lの開口式発酵槽(ティーチェスト・ファーメンター)に入れる(混醸)。その際、アロマとストラクチャーのため、出来るだけ全房果実を残し、一部、梗を発酵槽に戻し入れる。また底に冷凍したヴィオニエとマルサンヌの果皮を入れる発酵槽もある。フレンチオークバリック樽(新樽30%)で12ヶ月間熟成。 |