シャルドネ

Yarra Yering / Chardonnay 2017  ヤライエリング / シャルドネ

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ヤラヴァレーの伝説的なワイナリー

世界のシャルドネの中でも上位にランクインする程、品質が高い。酸の質や果実の熟し度、ミネラル。これらのバランスが非常に良い。今飲んでも美味しく、熟成のポテンシャルもある。

白い花やグレープフルーツの皮、洋ナシのアロマに、ほのかなオークのフレーバーが伴う。しっかりした骨格を持ちながらも柔らかい果実味が優雅。バランスの良い果実味が明るい柑橘を思わせる酸味と絡み合い、スッキリしたテクスチャーを樽由来の緻密なタンニンが縁取る。

【原産国】オーストラリア ビクトリア州 ヤラヴァレー
【生産者】サラ・クロウ
【タイプ】白ワイン ミディアム~フルボディー ドライ
【ぶどう品種】シャルドネ100%
【アルコール 】13.3%

Sarah Crowe

MAP YARRA VALLEY

在庫状態 : 在庫有り

販売価格  ¥9,800(税込)

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ワイン手提げ袋 白  

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ヤライエリングについて

Dr Bailey Carrodus

ヤラ・ヴァレーの伝説、ベイリー・カローダス博士
ヤラ・イエリングは植物学者ベイリー・カローダスが 1969年、ヤラ・ヴァレーに興したワイナリーです。カローダスはオーストラリアのワイン⽣産の主流が酒精強化ワインであった20世紀半ば、ヤラ・ヴァレーで誰よりも早くスティルワインの⽣産を始め、その後のオーストラリアワイン産業に大きな影響を与えた人物として知られます。植物⽣物学の研究者であったカローダスは、ヨーロッパでの研究⽣活の後オーストラリアに戻り、オーストラリア連邦科学研究機構(CSIRO)のメンバーとなり、メルボルン大学で植物⽣態学の研究員として活躍しました。
その後、ローズワーシー大学で栽培・醸造を学んだカローダスはヨーロッパで出会ったエレガントで複雑なワインをオーストラリアで造るために冷涼地の栽培スポットを調査し、ヤラ川の南、ワラメイト・ヒルズ麓にその地を⾒つけます。植物学者としての経験を⽣かし、ブドウ栽培と醸造を独自の哲学と理論で切り拓いたカローダスは、1973年の初リリース以来、35年間に亘って理想を追い求め、ヤラ・イエリングの名声を不動のものとしました。

サラ・クロウによる再スタート

創設者であるベイリー・カローダス博士が2008年に亡くなった翌年、⻑年ヤラ・イエリングのワインのファンであり、ローダスの晩年に親交を持っていたケイズラー・ワインズ(バロッサ・ヴァレー)のオーナーに経営権を託し、同社の資本下でヤラ・イエリングは⽣産を継続しました。カローダスの後、ポール・ブリッジマンがワインメーカーを務めた時期(2009-2013年)を経て2013年、サラ・クロウがワインメーカーに就任。サラは2001年から9年間ハンター・ヴァレーのブロークンウッドでアシスタント・ワインメーカーとして活躍し、2009年「ハンター・ヴァレー・レジェンド&ワイン・インダストリー・アワード」に輝いた醸造家です。苗木会社のマネージャーとしてキャリアをスタートしたサラは、ヤラ・イエリングの畑を理解することから始め、カローダスが確⽴したヤラ・イエリングのワインのスタイルを大きく変えることなく、クリエイティブなワイン造りを自分の使命として取り組んでいます。サラがワインメーカーに就いて以来、空気圧式圧搾機の使用により、ピュアな果実味を引き出し、また白ワインのMLFの割合を減らすことでワインにフレッシュさをもたらすなどの手法が取り入れられてきました。赤ワインにおいても同様にフレッシュさや鮮やかな果実感を残すことを目的に、以前よりも短い樽熟成期間でリリースしています。また2013年からは海外市場向けの瓶詰めにスクリューキャップを採用しています。サラ・クロウは、2017年に⼥性で初めてジェームス・ハリデイ「ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー」に選出され、さらに「ザ・リアル・レヴュー・トップ・ワイナリーズ・オブ・オーストラリア 2021」 と「2022 ハリデー・ワインコンパニオン・アワード」の「ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」をダブル受賞しました。畑(28.0ha)畑はヤラ・ヴァレー北東ワラメイト・ヒルズの麓、グルーイヤー地区(Gruyere)のヤラ川左岸に位置。粘⼟質に砂と砂利が多く混じる、⽔はけのよい北向き斜⾯で、設⽴以来、無灌漑栽培が⾏われている。

受賞・評価
・Winery of the Year 2022/Halliday Wine Companion Awards
・Wine of the Year 2022/Halliday Wine Companion Awards
(Dry Red No.1 2019 )
・No. 1 at the Top Wineries of Australia 2021/The Real Review
・Winemaker of the Year 2017/Halliday Wine Companion
Awards
・Dry Red No.1 2015: James Halliday 99pts
・Dry Red No.2 2015: James Halliday 96pts
・Underhill Shiraz 2015: James Halliday 95pts

栽培

60%は1969年に植え付けたヤラ・ヴァレーで最も古いシャルドネの2区画から。残り40%は、2012年に植えたクレシー・ブロックの新クローン95と548。

醸造

手摘みブドウを⼀晩冷却してから全房圧搾。果汁を24時間静置の後、フレンチオーク樽(228Lのバリックと500Lパンチョン、新樽率30%)に移し自⽣酵⺟で樽発酵。MLFなし(2017年)。地下セラーで10ヶ月間熟成の後、ブレンドしてボトリング。