Paringa / パリンガ

Paringa / Estate Pinot Noir 2011 パリンガ / エステート ピノノワールSold Out

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バックヴィンテージ ベストピノノワールに選ばれたパリンガ・エステート

パリンガエステートのピノノワールは42回ワイン品評会にてトロフィーを獲得しており国内最多ブティックワイナリーとして評価され、モーニングトン・ペニンシュラの可能性を広めた生産者です。中でも 「2005,2006,2007and 2008 Victorian Wine Shows」ではベストピノノワールを獲得しています。このワインはダークチェリーやシナモン、スパイス、風味の良い新樽などの複雑なブーケが楽しめる。味わいはパワフルなダークチェリー、黒果実がスパイシーなフレンチオークのニュアンスと調和し、丸みと長い余韻を提供します。上質で細かいタンニンがエクセレント!な重厚感と舌触り

【原産国】オーストラリア、ビクトリア州、モーニングトン・ペニンシュラ(Mornington Peninsula)
【生産者】リンズィ・マッコール Lindsay McCall
【タイプ】赤ワイン・ミディアム・辛口
【ぶどう品種】ピノノワール100%
【アルコール】13.5%
【公式HP】https://paringaestate.com.au

モーニントンペニンシュラmap

 

在庫状態 : 売り切れ

販売価格  ¥8,500(税込)

ギフト用  

ワイン手提げ袋 白  

SOLD OUT

リンズィー・マッコール

■パリンガの始まり

当主のリンズィー・マッコール氏は南ギップスランドの酪農家に生まれ自然の中で生活することに喜びを感じていたが、16歳になると父親に酪農業を継ぐ必要な無いから今後は学業に励み自分の道を歩めと言われ、自身が夢にしていた農業関係の仕事は諦めて大学へ進み地学を選考する。卒業後、モーニングトンで中学教師に就きスーパーバイザーから教学の指導を受けていた時に初めてワインを進められ奥深さを知る。それから学校が休暇になると車で豪州各ワイン産地を隈なく周りワイナリー、ぶどう畑を訪問しワインラバーとして時間を費やす。そんな時、モーニングトン・ペニンシュラのレッド・ヒル地区、パリンガ・ロードに位置する荒れ果てた果樹園(リンゴ農園)が売りに出されているのを目にする。それからリンゴ畑を壮大なブドウ農園に仕立て、ワイン作りをしている姿の自身を夢に見て農園を購入することとなる、1984年。
初めの10年間は中学の物理教師をしながらブドウ畑を少しずつつ開墾し、1985年に最初のブドウの樹を植えはじめてから1990年には2.5ヘクタールの自社畑を植えつくすこととなる。当時はオーストラリアが「カベルネ」が主流であった為「シラーズ」と合わせて植え始める。その後、1986年にシャルドネを1988年にモーニングトンではストーニアーズでしか見られなかった「ピノノワール」を始める。この植樹がモーニングトン・ペニンシュラのピノノワール種における地位を未来へ導くこととなる。このピノは南オーストラリアの苗商で購入したのだがクローンを辿るとスイスからもたらされたものでその先はブルゴーニュの「ポマール」に辿り着く。(オレゴンで主体のピノクローンと同類)。1996年になるとリンズィは自身の仕事としてワイン作りに専念することとを決めブドウ作りと偉大なるワイン作りに全てのエネルギーを注力する。

■モーニングトン・ペニンシュラと自社畑

2.5ヘクタールの自社畑には約ピノノワールが1.3ヘクタールほど植えられておりここからエステートとリザーブのピノノワールが醸造される。また別途契約畑をレッドヒル地区に11ヘクタール所有しペニンシュラ・レンジの葡萄がこちらから収穫される。この地域は気候に恵まれており900~800mmの雨量が見込まれるので灌漑の必要は一切ない。レッドヒルという名前の通り火山岩が主体となる赤土で鉄分が非常に濃い水はけの良い土壌。海抜は150mありモーニングトンでは一番標高のある地域で常に海からの穏やかな風が流れており気温の上昇を妨げ、病害にも好影響を与えている。因みに、モーニングトン地域は南側は砂質土壌でワインも軽めに仕上がり、北側になると粘土質が多くなり力強さが増す。
パリンガのピノノワールはフレーバーとボディーがしっかり味わえるスタイルを意識しており全ての要素は畑から宿るものと認識している、特に葡萄が日照から色合い、タンニン、ボディの元となる要素を構築しワインとしてフレンチオークの新樽を使用することがエレガントでありながらピノノワールの力強さをも引き出すと確信している。開放漕でコールド・マセラシオンの後発酵槽で13~14℃の温度帯で醗酵開始、毎日3度のパンチング、醗酵と共に温度と糖度に気を配り32℃以下で保つ。醗酵には7日間ほど費やし、果皮は20日前後漬けたまま保たれる。区画、クローン毎に果汁を分類し樽熟成へと移動。年の葡萄状況にも左右されるが通常リザーブは70%が、エステートは50%、ペニンシュラは10~15%の新樽率となる。一方シラーズはスパイシーでハーブの要素が強い果実のフレーバーが凝縮されたスタイル。またシャルドネ、ピノグリは品種の特徴を最大限に表現したフレーバーと複雑さを併せ持つスタイル。
リンズィ氏は「偉大なワインは畑から宿る」という信念のもと畑の管理には最新の注意と独自のスタイルでブドウ栽培をしている。特にレイヤーシステムと呼ばれる選定はパリンガのぶどう畑特有なスタイルであり、まず支柱となる枝を中心にY字に2方向へ分ける、そこからワイヤーに這わせる枝を2本ずつ作る。一見非常に量産する葡萄を作るように見えるがこれは非常に肥沃な土壌のため如何に木々のエネルギーを分散させるかを考慮した末に辿り着いた選定方法。(同じ手法は唯一ポマールに。)

 

■数々の受賞歴

ワインメーカー「リンズィ・マッコール」は全て独学でブドウ作りからワイン作りまで成し得てきた「クリエイト・ワインメーカー」である。
メディアでも取り上げられることの多いパリンガ・エステートはオーストラリアのワイナリーとしてもっとも品評会の受賞が多いブティック・ワイナリーとして知られている。
2008年はブルゴーニュ、ヴォーヌロマネのドメーヌ・デュジニーでヴィンテージを経験。「パリンガ」とはアボリジニーの言葉で「海に近い」という意味。海風が気候をコントロールするここモーニングトン半島のテロワールを象徴するワイナリー。

これまでの多くの受賞歴の中でも注目すべきは、’93 ’95 ’99「ヴィクトリアン・ワインショー・ベスト・ピノノワール」受賞、’04「ローヤル・メルボルン・ワインショー・ベスト ピノノワール」’04「ローヤル・アデレイト・ワインショー・ベスト ピノノワール」などであり、その他、2006年のジェームスハリデー・ワインコンパニオンではワイナリーに5つ星評価、’02、’03のピノノワールには96点という高得点がつけられています。

栽培

約ピノノワールが1.3ヘクタールほど
900~800mmの雨量 灌漑の必要は一切ない。
レッドヒルという名前の通り火山岩が主体となる赤土で鉄分が非常に濃い水はけの良い土壌。
海抜は150mありモーニングトンでは一番標高のある地域で常に海からの穏やかな風が流れており気温の上昇を妨げ、病害にも好影響を与えている。

因みに、モーニングトン地域は南側は砂質土壌でワインも軽めに仕上がり、北側になると粘土質が多くなり力強さが増す。

レイヤーシステムと呼ばれる選定はパリンガのぶどう畑特有なスタイルであり、まず支柱となる枝を中心にY字に2方向へ分ける、そこからワイヤーに這わせる枝を2本ずつ作る。一見非常に量産する葡萄を作るように見えるがこれは非常に肥沃な土壌のため如何に木々のエネルギーを分散させるかを考慮した末に辿り着いた選定方法。(同じ手法は唯一ポマールに。)

ワインメイキング

開放漕でコールド・マセラシオンの後発酵槽で13~14℃の温度帯で醗酵開始、毎日3度のパンチング、醗酵と共に温度と糖度に気を配り32℃以下で保つ。醗酵には7日間ほど費やし、果皮は20日前後漬けたまま保たれる。区画、クローン毎に果汁を分類し樽熟成へと移動。年の葡萄状況にも左右されるがエステートは新樽50%

オーストラリアにおいてこのモーニントンペニンシュラのワイン産地は絶対に外せないエリアである。まだまだ日本に入って聞いないモンスターワイン達もいるが、輸出の余裕がない、もしくは日本市場では厳しいなどで入っていない。個人的にはパラディグムヒルズが一番である。
パリンガは確固たるモーニントンにおいて不動の地位を築き、安定感あるワインを造っている。少々パワフルな分熟成した時に本領を発揮する。それがこの2011にはあると思います。

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