Ochota Barrels / Weired Berries In the woods Gewürztraminer 2018 オコタ・バレル / ゲヴェルツトラミネールSold Out
オコタが反対の作品という個性と謎に満ちた素晴らしいゲヴェルツ。
芳香の強さや、強い酒質、アルコールとは正反対のアプローチ。ただしゲヴェルツトラミネールのDNAを僅かに残しながら。
【テイスティングコメント】2022.6月
ライチやニワトコの花のようなアロマ、シロップというより繊細でドライにしたようなフレーバーにレモングラスジンジャーの様な爽やかさが続く。塩の様なミネラル、そしてチョークの様な繊維質のテクスチャーが心地よい余韻となる。ゲヴェルツが苦手という人にはうってつけのアイテムです。
ジャンシスロビンソンのサイトにRichard Hemming MWの記事がありました。
https://www.jancisrobinson.com/articles/ochota-barrels-weird-berries-woods-gewurztraminer-adelaide-hills
【商品名】オコタ バレル / ワイヤードベリーズ インザウッド ゲヴェルツトラミネール 2018
【原産国】オーストラリア、南オーストラリア州、アデレードヒルズ
【生産者】タラス・オコタ Taras Ochota
【タイプ】白ワイン・ミディアム〜ライト ドライ
【ぶどう品種】ゲヴェルツトラミネール 100%
【アルコール】13.0%
【公式HP】https://ochotabarrels.com(English)
タラス・オコタ
オーストラリアのナチュラルワインムーヴメントにおける伝説的な人物、故タラス・オコタが2008年に設立したオコタ・バレルは、アデレード・ヒルのバスケット・レンジで、ワインの愛好家に探し求められ続ける小規模で多様なワインを造り続けています。
タラス オコタはアデレード大学で醸造学を修めた後、数々の有名ワイナリーでワインメーカーを歴任してきた秀才でした。南オーストラリアではTwo Handsや Murray Street Vineyards、Nepenthe、更にイタリアのプーリアやシチリア、カリフォルニアではKunin、Bonnacorsi、Arcadian、Schrader、Out Post、 Hitching Post’sといったワインをスターダムに伸し上げた先に選んだ道が現在のオコタバレルです。それは妻アンバーと共に古びたワーゲンワゴンに乗りながら カリフォルニアからニューメキシコに掛けてサーフィンツアーをしながら思いついたアイディアで、生まれ育った南オーストラリアでクラフトワインを作るプロジェクトでした。
アデレードヒルズの中でも最も涼しいレンズウッドに居を構え、オコタが始めたワイン作りは只管シンプル。野生酵母発酵で無清澄、無慮過。バスケットプレスで古めかしく作る昔ながらのスタイルです。醸造過程では一切のSO2を拒絶しています。とはいえパンクミュージックとサーフィンがライフスタイルの中心にあるタラスが作るワインですから当然作りはファンキー。特に南フランスで出会った沢山のワインメーカー達や同じ集落で暮らすルーシー マルゴーやヤウマ達から大きな影響を受けて、そのワインスタイルは毎年どんどん変貌を遂げています。オコタ・バレルのワインに使われるブドウは、アデレード・ヒル、マクラーレン・ヴェイル、バロッサ・ヴァレーといったオーガニック、ビオディナミ、サスティナブルなワイン造りが広く実践されている産地から採られています。
複雑、活力にあふれ、確固たるスタイルがあり、アルコールも控えめなワインは素晴らしいピュアさが感じられ、カルトワインとしての地位を得ています。悲しいことにタラス・オコタは2020年に亡くなってしまいましたが、彼のヴィジョンは確かに彼の妻でワインメーカーであるアンバーに引き継がれています。
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