Hochkirch wines / Maximus Pinot Noir 2017 ホフキルシュ / マキシマス ピノノワールSold Out
古い区画からベストと認めた年にのみリリースされる「マキシマス」
甘くないアメリカンチェリーのジャムの様な果実の凝縮感と濃厚さに複雑味感じる奥行きあるスパイスの香り。タンニンは強くはないがしっかり感じる。今飲んでも楽しめるが、数年後がベストな飲み頃なワイン。
【原産国】オーストラリア ビクトリア州 ヘンティ
【生産者】ジョン・ナゴルカ
【タイプ】赤ワイン ミディアム ドライ
【ぶどう品種】ピノノワール100%
【アルコール 】12.9%
ジョン・ナゴルカ
ホッフキルシュは1990年設立。年産は約3000ケースのブティックワイナリー。オーナーワインメーカーは放射線技師だったジョン・ナゴルカ(John Nagorcka )。ヴィンヤードはヴィクトリア州の州都メルボルンから西へ300kmほど、オーストラリアでも最も冷涼なワイン産地の一つであり、ブルゴーニュとの類似性を指摘されているヴィクトリア州Henty / ヘンティ。Hochkirch / ホッフキルシュのヴィンヤードはそのヘンティにおいて特に冷涼な地区・ハミルトンに位置しており、バイオダイナミック農法によって栽培されています。
1.2haに初めて植樹したことがワイナリーの始まりですが、ワインのクオリティーを上げるためその後は栽培や醸造に改良を重ねました。1995年~1997年にかけては植樹のレイアウトを見直し、同時にhaあたり6000本程度の密植に。
そして1997年からバイオダイナミックに移行を始め2005年にDemeterの認証を取得しました。除草剤や農薬の使用はもとより、灌漑さえも一切行っておりません。また醸造でもできるだけ手を加えないよう、野生酵母で醗酵し清澄も濾過もしておりません。SO2はボトリング時の最小限の添加に留めております。ワイナリーは立地斜面の条件を生かし重力式のレイアウトになっています。
栽培 | 1997年からバイオダイナミックに移行を始め2005年にDemeterの認証を取得しました。除草剤や農薬の使用はもとより、灌漑さえも一切行っておりません。 |
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醸造 | 30%全房醗酵、 醗酵前浸漬。野生酵母によって醗酵後、約2週間のマセレーション。オーク樽(新樽 15%)へと移され約 15 カ月間熟成。ボトリング前に少量のSO2を添加(30ppmになるように調整)。 |
同じホフキルシュのターリントン・ピノノワールに比べて異なるのは凝縮感と奥行き。圧倒的にこちらのマキシマスの方がスケールが大きい。ゆえに今飲むのならばターリントンが良いが、半年〜3年後(もちろんもっと熟成は可能)のマキシマスは大化けする可能性を秘めている。