Castagna / Alegro Rose 2006 カスターニャ アレグロ ロゼ
希少な熟成ロゼワイン
ロゼワインはフレッシュ感が命。など謳い文句があるが、しっかりと造られたロゼワインは綺麗に熟成する。
透き通った茶色かかった赤味の外観。強烈なミネラル感、赤ワインに負けない酒質の強さ。果実感は程よく角が取れて淡く少しエロスを感じるワイン。
【原産国】オーストラリア、ビクトリア州、ビーチワース
【生産者】ジュリアン・カスターニャ
【タイプ】ロゼワイン・フルボディー
【ぶどう品種】シラー、ヴィオニエ少し
【アルコール】14.00%
ジュリアン・カスターニャ
オーストラリアでは数少ない100%バイオ・ダイナミックでブドウを栽培しているワイナリー。ジュリアンとキャロランのカスターニャ夫妻が経営。キャロランはバイオ・ダイナミックに精通しておりブドウ栽培を担当、ジュリアンが醸造を担当しています。ジュリアンの祖父はイタリアでブドウ栽培を行っていましたが、ジュリアンはフィルムとテレビの ディレクターとして活躍しました。しかし次第にワインの虫がうずき始め、ヴィクトリア州北東部ビーチワースにあるジャコンダで働きブドウ栽培と醸造を本格的に身に付けました。この頃防護服に身を包み畑に除草剤や除虫剤のスプレーを撒くことに疑問をもち始め、1997 年に 独立した時には 100%バイオ・ダイナミックでワインを造る決心をしたといいます。栽培しているのはシラーズ、ヴィオニエ、サジョヴェーゼ。最初のワインである1998 年ヴィンテージには隣の 畑からブドウを購入して造りましたが、1999年ヴィンテージからは自社畑のブドウを用いています。ジェネシス・シラーは、シラーズ 95%にヴィオニエ5%をブレンドしたコート・ロティ・スタイ ル。フランス商工会議所が主催しフランス人とオーストラリア人が審査員を務め、ヴィクトリア州産のワインを試飲する「ル・コンクール・デ・ヴァン」で、2000 年、2001 年ヴィンテージが連 続して金賞を獲得し、2001 年はトロフィーも手にしました。イギリスの著名なワイン評論家ジャンシス・ロビンソンが自身のホームページで称賛してます。
栽培 | 100%バイオ・ダイナミックでブドウを栽培 |
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ワインメイキング | 最小限の亜硫酸、樽発酵。 |
レストランで使う為に熟成したロゼを探すことが多々あるんですけど、これがほとんどないんです。
例えば、太刀魚、秋刀魚、鯖、アナゴ、カツオなど。赤ワインだとちょっとだけ強すぎて、フレッシュのロゼだと素材とのトーンが違う、ちょっと華やかすぎたりと。熟成したロゼならばちょうど良い。
フレッシュ感こそないが紅茶っぽいニュアンスだったり、甘くはないがべっこう飴やりんご飴みたいな甘い香りが出てくる。ぜひ熟成ロゼを楽しみたい方はなかなかないのでお試しを。