Curly Flat / Pinot Noir 2012 カーリーフラット/ ピノノワールSold Out
フィリップが醸造を行った貴重なカーリーフラットのバックヴィンテージ
ずっとインポーター様が寝かせてくれた貴重ワインです。※ラベルにシワ有り
2022年12月頃のテイスティング。明るい中赤のコアレンガのエッジ。ブラックペッパーのエキゾチックな香り、香り豊かなレッドチェリーフルーツと融合した純粋なスパイスの香り、そしてより深い香りのブラックフルーツスパイスプラム。 やや熟成したモレサンドニのような印象。こなれた樽香、土やきのこ、下草の優雅な副次的特徴が、きめ細やかなタンニンと優雅に流れる酸味で飾られた甘い果実の前面の味わいの密度に複雑さを与え、すべてがシームレスに融合している。 今も美味しく飲めますが、これからも進化していきます。
【原産国】オーストラリア ヴィクトリア州 マセドンレンジズ
【生産者】フィリップ・モラハン
【タイプ】赤ワイン フルボディー ドライ
【ぶどう品種】ピノノワール100%
【アルコール 】14.20%
【公式HP】https://curlyflat.com
フィリップ・モラハン Phillip Moraghan
ブルゴーニュへの深い愛と知識を持ったオーナーである フィリップとジェニ・モラハンは、オーストラリアでピノ・ノワールとシャルドネを育てる適切な場所として冷涼なマセドン・レンジズを選択するまでに、 18ヶ月にも渡る調査を行いました。
彼らは1992年から植樹を始め、1998年には別な場所で初めてワインを造り、そして2002年に地下に樽貯蔵室を備えた複数階からなる自分たちのワイナリーを完成させました。そのため、ワインを重力によって移動することができます。
カーリー・フラットの哲学は、偉大なワインはブドウ畑で造られるということです。
それ故に、場所や土壌の選択、またそれに続くクローンや仕立て法、作業の手法などの全てのことに対して非常に慎重に熟考を重ね、執拗なほどに調査を行っています。
2008年以降、カーリー・フラットはビオディナミの指針に従っており、そのワインはより複雑でフィネスを持ったワインへと変化を遂げています。
醸造所では、彼らの哲学は出来るだけ人為的介入を避けることと言えます。
しかし実際は、畑の本質が最大にかつ見事に表現されるように、醸造のそれぞれのステージで注意深く意思決定がなされています。
人手がなくマーケティングにまで手が回らないので、彼らのワインの評判は、意図的に評論家に試飲してもらったりすることによってではなく、口コミだったり、流行の先端のソムリエに選ばれたりしたために上がっていきました。
現在では、彼らはオーストラリアの最高のピノとシャルドネの生産者の一人として認められています。
2017年、ジェニファーはカーリー フラットの唯一のオーナーとなり、フィリップは新たな土地でオーストラリアワインのシーンに新たな風を吹かせようと今もブドウ栽培及び醸造を行っています。
マセドン山脈はオーストラリア本土で最も涼しいブドウ栽培地域です。
このユニークなブドウ栽培地は、標高 (540 メートル)、緯度 (グレート ディバイディング山脈の南)、緩和する海の影響からの距離との組み合わせによるところが大きいです。 暖かい夏の日の後には、さわやかで涼しい夜が訪れるため、熟成が遅くなり、自然な酸味が保たれます。 これらは、ピノ ノワールやシャルドネの早熟品種にとって理想的な条件です。
最も古いブドウの木は 1992 年に植えられました。その後の植樹 (1993 年から 2020 年) により、ブドウ畑の面積は 14.5 ヘクタールにまで成長しました。 面積の大部分にはピノ ノワール (72%) が植えられており、シャルドネ (23%) とピノ グリ (5%) も少し植えられています。 多様な側面とクローンが多面的なワイン造りの機会を提供します。 赤い火山性玄武岩質の土壌は、根が何メートルも下に伸びることができる構造と深さを備えており、ブドウの木が利用できる土壌の量が増加します。
2006 年に除草剤の使用を中止し、土壌微生物相の顕著な改善が見られました。 その結果生じる有機物の増加は驚くべきものであり、ブドウの木の健全な将来を示す良い兆しです。
栽培 | クローン:MV6, 114, 115, D5V12 & Maria Feldt |
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醸造 | 野生酵母。ホールバンチ4%。 |