Lucy Margaux / L’Enorme Merlot 2021 ルーシー・マルゴー / メルローSold Out
しっかりとした昔スタイルのルーシーのメルロー
ワイナリー創設以来、最も多くのボリュームを手掛けて来たMerlot。マウント・ロフティ山脈にあるマグパイ・スプリングスのブドウ園からのブドウ。
近年はライトなスタイルでしたが、久方振りにしっかりとしたテクスチャーのある仕上がり。古樽で21日のスキンコンタクト、毎日一度のフットプランジ。2012-15頃にやっていた、彼にとっては昔のスタイルです。
深みのある濃いプラムの果実、ダークチョコレート、塩漬けのブラックオリーブ、赤ピーマンのタッチ。柔らかさを感じながら流れ、最後にほのかなスパイスと砕いたクルミの香り、素朴な風味を添えた香りで締めくくります。
【原産国】オーストラリア 南オーストラリア州 アデレードヒルズ
【生産者】アントン ファン クロッパー
【タイプ】赤ワイン ミディアム・ドライ
【ぶどう品種】メルロー100%
【アルコール度数】11.50%
【HP】https://www.lucymwines.com
アントン ファン クロッパー
ルーシー マルゴーはアントン ファン クロッパーが愛娘ルーシー マルゴーの名前を冠して設立したワイナリーです。
元シェフにしてアデレード大学醸造科の主席レベルで卒業した天才。彼が生み出すワインは現在オーストラリア国内に留まらず世界中でセンセーションを巻き起こしています。
糖度計やその他の機械類で測定された数値には一切頼らない彼のワイン作りはシンプル。収穫期には毎日10kg近くブドウを食べるという程に果実の味わいから齎されるインスピレーションこそが彼のワインのスタイルを決定するのです。
収穫されたブドウは全て野生酵母で発酵。温度コントロールも行わない為に出来上がるワインは毎年味わいが違います。加えて毎年収穫されるブドウの味わいによってブレンドやキュヴェを作り変える為に、同じスタイルのワインが殆ど作られません。補酸も補糖も行いません。清澄剤やエンザイムといった添加物も一切使用しません。醸造中はSO2も一切使用しませんが、ボトリングの際には0ppm~20ppmの極僅かな量だけSO2を使用します。
彼のスタイルはあくまで「あるがまま」。ワインを飲むと彼の奇人的外見とは裏腹に、ピュアで身体に染み入る様な優しさが印象的です。