Liquid Rock n Roll / Ghetto Dolcetto 2021 リキッド・ロックンロール / ゲットードルチェットSold Out
冷やしても楽しめるイタリア品種のドルチェット
ペットナットと同じくスワン・ヒルのドルチェットから造られる赤。ブラックベリー~カシスのサイズの小さな黒果実が凝縮したフルーツ感は飲み応えがありながらも決してインキーにならず、みずみずしくモダンで洗練された印象。またハイビスカスの様なエキゾチックさも感じるのも個性的で良い。えぐみがないため少し冷やしても美味しい。
原産国 | オーストラリア ビクトリア州 スワンヒル |
生産者 | Alex Byrne / アレックス・バーン Kim Farrell / キム・ファレル |
タイプ | 赤ワイン ミディアムドライ |
ぶどう品種 | ドルチェット 100% |
アルコール | 14.2% |
公式ホームページ | https://www.liquidrocknroll.com |
Alex Byrne / アレックス・バーン
Kim Farrell / キム・ファレル
「Liquid Rock n Roll / リキッド・ロックンロール」はオーナーワインメーカーであるアレクサンダー(アレックス)・バーンとその友人キム・ファレルの、音楽とワインのある人生を愛する2人によって2013 年に設立された年産 1500 ケースほどの新しいプロジェクト。バララット出身現在 39 歳のアレックスはジーロングの大学でワイン造りを学び、フランスやオーストラリアで経験を積んだ後に独立。自身の名前を冠した「バーン・ワイン」やメルボルンのアーバンワイナリーなど、バリバリと精力的に活動しています。その中でリキッド・ロックンロ ールはキム(彼は同時にワイナリー設備を取り扱う会社を経営している)と一緒に立ち上げたプロジェクトで、まだ自前のワイナリーを持たない彼らはメルボルン郊外のワイナリーを間借りしてワインを造っています。 アレックスは快活でフレンドリー、しかし質問に対する答えや自信に溢れる仕草から「この人が造るワインに欠陥は無いな」と思わせてくれる信頼感を備えたワインメーカー。全体に通底するのはコンヴェンショナルとナチュラルの”融合”とも言えるような考え方で、野生酵母による醗酵・最低限の添加物使用というアプローチを自分の中に落とし込み(そのバランスは 6:4 のようなイメージで、そこに迷いはないように見える)、使いこなしているといった印象。ある意味今のトレンドに媚びてない感じで好印象です。野生酵母による醗酵も、実際に同じ畑からのブドウで培養酵母との比較醸造をして”より複雑さを表現できる”と自分で納得してから取り入れたそう。「野生酵母と一口で言っても単純に一種類というわけではないんだ。例えば 5 つのキュヴェを仕込むとして培養酵母では全てが画一的な味わいになるけれど、野生酵母による醗酵では 1 つ 1 つが異なる味わいになる。だからより複雑で奥行きがあり、その土地から表現されるべき個性あるワインになるんだ。その分手間はかかるけどね」
栽培 | ヴィクトリア州スワン・ヒルに位置する畑(砂質ロ ーム土壌・樹齢20年以上)から。 |
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醸造 | オープンファーメンターで人の足で潰しながら8日間野生酵母による 醗酵、ステンレスへとプレスし落ち着かせた後にフランス産の古樽へ。澱と共に 6 カ月樽熟成させた後、少量のSO2と共にごく軽くフィルターをかけてボトリング。清澄剤不使用。 |