Willespie / Museum Cabernet Sauvignon 2009 ウィレスピー / カベルネ ソーヴィニョンSold Out
熟成した本格派カベルネ もっと知ってほしい歴史ある家族経営ワイナリー
マーガレットリバーを世に知らしめた生産者(カレン、ルーウィン、ピエロなど)とほぼ同時期に創業。
ほんのりレンガ色が現れ始め、非常に口当たり柔らかくなった、赤い果実から心地よいタンニンが広がります。
濃いプラムやブラックカラント、カシスなど現れてきますが一様に優しさを感じ、余韻に広がる酸味がオークの古樽感とのバランスを調和させてくれます。程よく熟成の感じるタイミング。
【原産国】オーストラリア マーガレットリバー
【生産者】Kevin&Marian Squance(ケビン&マリアン夫妻)
【タイプ】赤 フルボディー〜ミディアムボディー
【ぶどう品種】カベルネ・ソーヴィニョン
【アルコール 】13.5%
Kevin&Marian Squance(ケビン&マリアン夫妻)
Willespie ウイレスピー
設立/1976年 Margaret River(マーガレット・リバー)
オーナー/Kevin Squance(ケヴィン・スクアンス)
ヴィティカルチャリスト(ブドウ栽培責任者)/Kevin&Marian Squance(ケビン&マリアン夫妻)
マーガレットリバーについて
マーガレットリバーは世界でも偉大なワイン産地のひとつです。但し、多種多様な地域に細分類する事ができ、天候や気候の影響で葡萄の生育に大きな影響を与えます。ウイレスピーは、4キロほど先にインド洋を望むWillyabrup(ウイルヤブラップ)地区にあります。畑は地中海性気候の影響を非常に受ける気候となり、冷涼な風がインド洋から流れ込み、温暖な産地の中でもワイン造りに適しています。また、新しく所有するぶどう畑がさらに内陸に位置するJindong(ジンドン)地区にもあり、この地域は大陸性気候の影響で昼夜の気温差が激しい場所にあります。こうした2つの地域のブドウ畑は異なった特性のあるブドウを生産します。つまり、ワイン造りにおいての産地間ブレンドにより、更に良いワインをつくる大きな可能性をワインメーカーに与えています。
ウイレスピーの始まり
ウイレスピーは1976年にケビンとマリアン(KevinとMarian)がマーガレットリバーのサブ・リージョンとされている「ウイルヤブラップ」にあるヒューマンズ・ミルロードに4ヘクタールの土地を購入したのが始まりです。(この時期は現在大手ワイナリーとして成功した「ルーインエステート」「ピエロ」「カレン」等マーガレットリバーを世に知らしめた生産者とほぼ同時期)そして、1ヘクタールのヴェルデーリョ、0.4ヘクタールのセミヨン、1.5ヘクタールのリースリングがまず植えられました。また、1ヘクタールほどのカベルネが植えられたのは1977年になってからでした。ケビンは1987年までマーガレットリバーの小学校で校長を務めており、1990年までマリアンも同じように小学校で教壇にたっていました。そしてリタイヤ後、彼らは更に本格的にワイン造りを行う道に入ります。ウイレスピーの初めての白ワインは1982年にCape Mentelle・ケープメンテルのコントラクト・ワインメーカーであったエルー・ハップ氏によって醸造されました。また、83年、84年には赤ワインも作られています。そして、自社のワイナリーは1985年に完成し、白ワインがケープ・メンテルで作られている間、ケビンはその年に最初のカベルネを作りました。シーズンによりますが各ヴィンテージにおいて、100~200トンの間で破砕が行なわれ6500~13000ケースの生産量が見込まれており、全て自社畑の葡萄のみ使用されています。また、Willespie(ウイレスピー)という名前は、Willyabrup(ウイルヤブラップ)という産地名と、”to hope’を意味するフランス語の、espererから造語として名付けられました。(登記簿上の会社名は“HOPE STAR”)。
今では4人の子供たち「トリッシュ」「ジェニー」「ミッシェル」そして「ダレン」が手に届くサイズの畑を管理しマーガレットリバーでもワイナリーとして立ち上げた当初の4社のうちサイズ感の変わらない当時の様相を残した家族経営のワイナリーとして存在しています。
この価格帯で本格カベルネ・ソーヴィニョンの熟成ワインを購入出来るのは非常に良心的なワイナリー。
品と優しさのあるワインでバランスが良いので幅広い方々に美味しいと思ってもらえるストライクゾーンの広いワインです。しかしオーストラリアワインを知っている方でも以外と見落としがちなワイナリーでプロの方にも飲んでほしいワインです。