Thomas Wines / Kiss Shiraz 2010 トマス・ワインズ / キス シラーズSold Out
ハンター ヴァレーのトップ中のトップと呼べる人気ワイナリー
上記ではの話で日本においては無名です。一部のソムリエだけが知ってる事ですが、このキス シラーズはトマスワインのフラッグシップ的なワインで2001年以来数えきれない賞などを獲得しています。まさにフランス・北ローヌのようなエレガント系シラーズです。更に熟成することでブルゴーニュのような酒質に変わっており、非常に状態良く、更にまだ数年熟成出来る気配もあります。ちなみに現地では現行ヴィンテージが85ドルです。
【テイスティングコメント】英語でCough Medicine(風薬)とも表現される野性的アロマでクローブやユーカリ、炭のような香り。ブラックベリーとアメリカンチェリーが混じった凝縮感のある果実味。ブラインドならばサンジョゼフの2008頃のワインやボーヌの濃い熟成ピノノワール系の様な感じで、主張しすぎない果実味に溶け込んだタンニンが非常に優しくうっとりとするような余韻があります。
【原産国】オーストラリア NSW州 ハンターヴァレー
【生産者】アンドリュー・トーマス
【タイプ】赤ワイン ミディアムフル 熟成ワイン
【ぶどう品種】シラーズ
【アルコール 】13.5%
【公式HP】https://www.thomaswines.com.au
アンドリュー・トーマス
1997年に設立された卜ーマス ワインズは現在ハンター ヴァレーのトップ中のトップと呼べる人気ワイナリーです。伝統的ハンターセミヨンと僅かに違うアプ ローチを特徴とするアンドリュー卜ーマスは、若い内は飲みずらいというレッテルを張られていた同地のワインに対する評価を劇的に引き上げた張本人。そして彼に対する評価は現在世界で最もヒップな都市であるシドニーにあるトップダイニングが競い合う様にリスティングする事でも明らかでしょう。マクラーレン ヴェール出身のアンドリューがハンターヴァレーに移り住んだのは20年以上前の事です。同地の老舗ティレルズで醸造チームに参加したアンドリューはテロワールの代名詞でもあるセミヨンとシラーズが持つ独特なキャラクターにたちまち恋に落ちました。低アルコールで飲み易く時に30年以上ち熟成するセミヨンと、英語でCough Medicine(風薬)とも表現される野性的アロマを備えたシラーズです。特にセミヨンは他ワイナリーよりち遥かに長い5週間というシュールリー期間で奥行 と複雑さを兼ね備えた白眉です。生ガキだけでなくありとあらゆるフレッシュシーフードにマツチする最高のフードワインとしてまた長期熟成が期待出来るシーフードにマッチする最高のフードワインとしてまた長期熟成がハンター セミヨンの最高峰として世界中の賞賛の的となっています。
栽培 | ポコルビンエステートのブドウ園(1969年に植えられた)の粘土/ローム土壌。収穫量の少ないブドウは、一貫して並外れた深さと濃度の果実を生み出します。 |
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醸造 | バックヴィンテージにより2010のデータなし。2019年ヴィンテージを参考に。 |
こういうワインは決してトレンドになるとかそういうワインではないんですが、期待はずれしない安定感があります。またこのワインを知ってるソムリエがいるとしたら少しカッコイイ。目を向ける視点がいい。そんな玄人好みでもあります。なかなか熟成している、良いクラスのシラーズはこの価格では飲めませんから試す価値はあると思います。