Ruggabellus / Timaeus 2015 ラガベラス / ティメウスSold Out
濃密なバロッサのスタイルとは異なる 繊細かつ複雑性を持つ魅惑なニューバロッサワイン
ラガベラスとはラテン語で「ラギッドな美しさ」を意味しており、これは地球や自然環境に対するアベルの価値観から名付けられてます。
地味なボトル、地味なラベル、ワインの味わい、全てがアベルのワイン造りに対する哲学やメッセージが込められています。飾り気の無いしみじみとしたスタイルこそがラガベラスが目指すスタイルです。
Timaeusとはラテン語で、英語のHonourを意味しています。美徳や栄誉といった意味を表すこのワインはグルナッシュを本質の中心に据えたブレンドで、バロッサが将来的に南ローヌやプロバンスのスタイルを目指すべきだと考えるアベルの意志を反映しています。アベルのスタイルは英語でいうところのMinimal Handling。人の手を加える事を最小限の止める、要は補酸・補糖・清澄・慮過・酸化防止剤添加といった要素を極力排除する姿勢を貫いています。しかしアベルは「ナチュラル ワインを作っているなんて自覚は一切無いんだ。 ボトリングではSO2を35ppm程度は入れるし、あくまで土地の味が鮮明なワインといったところかな」と言っています。結局のところアベル ギブソンはバロッサ ヴァレーで生まれ育った生粋の男で、国際的になり過ぎた感のある周囲のワインに対して静かに彼なりのメッセージを込めているわけです。
【テイスティングコメント】
フレッシュなブラックベリー、アメリカンチェリーの様な果実感にカカオニブのようなビターさと、スモーク、アニスやクローブのような香りが健在。ピノノワールを思わせる様な優しい酒質や果実感も感じます。はつらつしたワインとは裏腹に静かで地味深いクラシックスタイルなグルナッシュワイン。
【原産国】オーストラリア 南オーストラリア州 バロッサヴァレー
【生産者】アベルギブソン Abel Gibson
【タイプ】赤ワイン ミディアム ドライ
【ぶどう品種】グルナッシュ83%、マタロ7%、サンソー7%、シラー3%
【アルコール 】13.2%
【公式HP】https://www.ruggabellus.com.au
アベルギブソン / Abel Gibson
バロッサヴァレーの雄ペンフォールズの栽培責任者兼ワインメーカーを務めた偉大なる父ロブギブソンの薫陶を受けたアベルギブソンにとってワインに携わる事はその方向性はさておきあくまで自然な流れでした。
アベルがそのキャリアをスタートしたのはロックフォード。
ただ只管に手を掛けずワイン作りに時間と情熱を惜しみなく費やす姿勢は、ロックフォードのロバートオキャラガンによる影響が大きいと言います。
スペイン各地で研鑽を積み、バロッサに戻りスピニフェックスで働き始めた頃にはアベルのビジョンは既に固まりつつありました。
アベルは言います。何十億年生きてきた地球にとって、パロッサで続いてきた160年余りのワイン作りの歴史なんてちっぽけなものだろうね。
ワインにも色々なスタイルがあるけれども、この土地で生まれ育った僕にとって、実ったブドウの味わいを素直にワインへ表現する事こそが地球に対する尊敬と愛情のこれ以上無い表現なんだ」と。
醸造 | 新樽は未使用。全て古樽。 |
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マスターオブワインのネッド・グッドウィン氏は
「なんてダサいラベルなんだ!ワインは最高にセクシーなのに。」「でもこの安いボトル瓶は好き」
ボトル瓶?! 今まであまり意識していなかったボトル瓶だが、このボトルは環境に良いらしい。一番小さいサイズなので輸送コスト削減やリサイクルにも最適らしい。そして消費者側にもメリットがあり、保管が楽。注ぎ安い。
それ以降このボトル瓶をみるとやたら嬉しくなる。小さな雑学でした。
ヤライエリングもこの瓶使ってますね!