Joshua Cooper / Cope-Williams Chardonnay 2019 ジョシュア・クーパー / コープウィリアム シャルドネSold Out
ナチュラルなアプローチで造る、上質なクラシックワインに通ずる魅力備えたワイン
この地でバイオダイナミック農法を続けてきたワイナリーCobaw Ridge / コバー・リッジに生まれ後継者として尽力する一方、自身のレーベルでストイックに自らのスタイルを追求している Joshua Cooper。
青りんごやグレープフルーツのピールのようなピュアな果実味にほのかなアーモンド香。
きれいで伸びやかな酒質でナチュラルな質感で上品な仕上がり。
【原産国】オーストラリア ヴィクトリア州 マセドンレンジ
【生産者】ジョシュア・クーパー
【タイプ】白ワイン ミディアム ドライ
【ぶどう品種】シャルドネ100%
【アルコール 】12.5%
ジョシュア・クーパー
ヴィクトリア州、マセドン・レーンジズ。一般的に冷涼な気候を備え個性的なブティックワイナリーが集うこの地で一際輝く若き
醸造家がいます。この地でバイオダイナミック農法を続けてきたワイナリーCobaw Ridge / コバー・リッジに生まれ後継者とし
て尽力する一方、自身のレーベルでストイックに自らのスタイルを追求している Joshua Cooper / ジョシュア(ジョシュ)・
クーパーです。ジョシュは大学入学前にはポルトガルのドウロで収穫作業(Sandeman and Ferreira)を、在学中にも主に南オ
ーストラリアの Hewitson、ハンターヴァレーの Tyrrell’s、Heathcote Estate、ヴィクトリアの Yabby Lake。ヨーロッパで
も Domaine de la Vougeraie、Jean-Jaques Confuron で収穫作業を、シャブリの Chateau de Beru では畑での作業を。
そして 2013 年 Tyrrell’s で再度収穫作業をこなし、マセドン・レーンジズにて遂に自身のレーベル「ジョシュア・クーパー」の
初 VT(2012)を仕込みます。その後も各地を周りつつ経験値を上乗せし 2014 年活動拠点をマセドン・レーンジズに戻し
Hanging Rock(~2017 年末まで)で働きつつジョシュア・クーパーのリリースを続けます。そして現在、使用しているブド
ウ畑での作業を極力自身でも行うなど、「ジョシュア・クーパー」のワインに注力する体制が整ったとのこと(実家である Cobaw
Ridge でも毎年作業を手伝っており、そういった環境で育ったことが彼に多大な影響を与えているのは間違いありません)。
最初こそ彼の親が所有する畑のブドウを使わせてもらった彼ですが、以降は(ブルゴーニュのマイクロネゴシアンのように)マセ
ドン・レーンジズとその周辺に位置し、自然環境に配慮した農法を実践し彼が望むクオリティに達する = 信頼できる畑のブドウ
を購入してワイン造りを行っています。印象的なラベルは彼の友人でもあるアーティスト、Loique Allain による作品(裏ラベル
にもしっかりクレジット)。作品は全てリノリウム版に刻まれたもので、それぞれ畑の風景がデザインされています。
ジョシュが自身のレーベルで追及するのは、テロワールをしっかりと語れる高品質なブドウを用い、ごく少量の酸化防止剤以外の
添加物を用いないナチュラルなアプローチで造る、しかし上質なクラシックワインに通じる魅力を備えたワイン。世代は違いなが
らも、長年ワイン造りに真摯に向き合ってきた親の姿を見て育ったジョシュだからこそ表現できる新世代のファインワインと言え
ます。リリースから数年経ってからの抜栓をお勧め致しますが、長期熟成にも耐えうるポテンシャルを有します。
栽培 | マダグスヴィンヤードから水路をはさんだ反対側にコープウィリアムヴィンヤードはある。1977年に開墾が始まり1982年に植樹されたこの畑は標高490mに位置し水はけのよい玄武岩を含む赤土で、1988年以降灌漑はされていないため素晴らしくバランスの取れたパワフルで凝縮したブドウが産まれる。冷涼で風の強い場所であるため、小さな果粒で果皮の厚いブドウは低糖度で完熟を迎えるが、高い 割合で結実不良のブドウも見られる。収穫はよく冷えた早朝にハンドピックと同じに選果される。 |
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醸造 | 一部はフットクラッシュ。その後 やさしく5時間程度かけてプレスされる。24時間静置されたのち澱引きしピエスの3年樽とストッキンガーのホグスヘッド(300L)の新樽に送られる。 そのまま澱引き、バトナージュなしに1年間の熟成後、ステンレスタンクに送られさらに6か月。ボトリングの前に僅かの亜硫酸を添加。フィルター、清澄はしない。 |
2014年訪問した際、オーストラリアの中で一番衝撃を受けたワイナリーでした。
父のコボーリッジのワインを飲んだ時、全てのワインがナチュラルでありグランヴァンに通ずる上品さを兼ね備え、喉に抜けるストレスのないきれいなワインでした。メルボルンのワインショップはほぼ全て行きましたが一度も目にすることもなかったです。世界のトップレストランアッティカのワインリストで見かけただけ。その息子が造るワインが入ってきたことがどれだけ貴重なことか。父譲りのセンスと技術、自身の世界での経験等で更に魅力なワインとなりました。益々目の離せないワイナリーの一つです。