Jauma / Like Raindrops Grenache 2021 ヤウマ / ライク レインドロップ グルナッシュ
ヤウマが造るワインの中で最も愛されているキュベ
隣接する畑が農薬を使用し始めた為に、過去に契約していた数か所の畑との契約を取りやめた2021ビンテージ。新たにMacLaren Vale【マクラーレン ヴェール】のWillunga【ウィルンガ】にあるオーガニック ヴィンヤードから収穫されたGrenacheをメインに使用しています。収穫されたフルーツはドライコールドマセラシオン、半分は全房、半分は除梗。収穫箱でそのままマセラシオン、発酵はステンレスタンクと古樽のミックス。古樽熟成。
フレッシュフルーツの香りが例年通りに顕著。フラッシュスモークしたフレッシュラズベリーや捥ぎたてのプラム、クランベリーやローズペタルの香りも。同時に軽いスパイシーさがあり、チェリーコークやフルーツパンチを思わせる個性が魅力的。
一時「薄旨」のベクトルへ強く誘引されていたJAUMAでしたが、かつての、若干エキスを強めに表現していたスタイルへと戻って来ています。
原産国 | オーストラリア 南オーストラリア州 マクラーレンヴェイル |
生産者 | ジェームス アースキン James Erskine |
タイプ | 赤ワイン ミディアムドライ |
ぶどう品種 | グルナッシュ100% |
アルコール | 13.0% |
公式ホームページ | https://www.jauma.com |
ジェームス アースキン
2006年にオーストラリア最優秀ソムリエの栄冠に輝いたジェームス ダンビー アースキン。世界最優秀ソムリエを目指すかと思われていた彼がその栄冠に輝いた直後にソムリエを辞めた事は誰しもが驚かされました。ジェームスは既に決心していたのです。自分自身のワインを作る事を。フランス・イタリア・スペイン・オーストリア・ドイツで研鑽を積みながら本当に自身が作りたいと思うスタイルに辿り着く訳ですが、ジェームスのスタイルは今正に世界中でインパクトを与えています。ちなみにヤウマとはラテン語でジェームスを意味していますが、これはスペインでジェームスが出会った若き天才醸造家の名前でもあるそうです。グルナッシュをシュナンブランを「心のブドウ」と言うジェームスが選んだ土地は南オーストラリアのマクラーレンヴェール。シスト土壌に砂質土壌が層を成す過酷な環境で、家族と共に文字通り手作りで作る彼のワインにはフィネスがあり一般的に高いアルコールと重いボディを連想させる同地のワインとは格段の差があります。サンスフルは勿論。極力何もしないアプローチがヤウマのスタイルなのです。