Ochota Barrels / Price of Silence Gamey 2016 オコタ・バレル / プライス オブ サイレンス ガメイSold Out
1985年に植えられた希少なアデレード産ガメイ
オーストラリアのガメイは意外と知られていないのではないでしょうか。代表的な生産者だとビーチワースのソレンバーグやギップスランドのバスフィリップですが、南オーストラリア州のガメイは非常に珍しく品質もとても良しです。生産量は1000本程度と非常に少なく、いつも参考にしているオーストラリアのワインショップでは当然完売です。
【テイスティングコメント】2022.4月
苺、アメリカンチェリー、赤スグリ、赤い花のような華やかな香り。非常に果実味は濃厚でありながらジューシーでしっかりとした酸と豊富なミネラルがこのワインの質を高めている。タンニンは控えめで余韻もしっかりあります。ナチュラルメイキングですが、ネガティブ要素は感じずフレッシュなワイン。熟成もまだ出来ます。
【商品名】オコタ バレル / プライス オブ サイレンス ガメイ 2016
【原産国】オーストラリア、南オーストラリア州、アデレードヒルズ
【生産者】タラス・オコタ Taras Ochota
【タイプ】赤ワイン・ミディアムボディ ドライ
【ぶどう品種】ガメイ 100%
【アルコール】11.8%
【公式HP】https://ochotabarrels.com(English)
タラス・オコタ
オーストラリアのナチュラルワインムーヴメントにおける伝説的な人物、故タラス・オコタが2008年に設立したオコタ・バレルは、アデレード・ヒルのバスケット・レンジで、ワインの愛好家に探し求められ続ける小規模で多様なワインを造り続けています。
タラス オコタはアデレード大学で醸造学を修めた後、数々の有名ワイナリーでワインメーカーを歴任してきた秀才でした。南オーストラリアではTwo Handsや Murray Street Vineyards、Nepenthe、更にイタリアのプーリアやシチリア、カリフォルニアではKunin、Bonnacorsi、Arcadian、Schrader、Out Post、 Hitching Post’sといったワインをスターダムに伸し上げた先に選んだ道が現在のオコタバレルです。それは妻アンバーと共に古びたワーゲンワゴンに乗りながら カリフォルニアからニューメキシコに掛けてサーフィンツアーをしながら思いついたアイディアで、生まれ育った南オーストラリアでクラフトワインを作るプロジェクトでした。
アデレードヒルズの中でも最も涼しいレンズウッドに居を構え、オコタが始めたワイン作りは只管シンプル。野生酵母発酵で無清澄、無慮過。バスケットプレスで古めかしく作る昔ながらのスタイルです。醸造過程では一切のSO2を拒絶しています。とはいえパンクミュージックとサーフィンがライフスタイルの中心にあるタラスが作るワインですから当然作りはファンキー。特に南フランスで出会った沢山のワインメーカー達や同じ集落で暮らすルーシー マルゴーやヤウマ達から大きな影響を受けて、そのワインスタイルは毎年どんどん変貌を遂げています。オコタ・バレルのワインに使われるブドウは、アデレード・ヒル、マクラーレン・ヴェイル、バロッサ・ヴァレーといったオーガニック、ビオディナミ、サスティナブルなワイン造りが広く実践されている産地から採られています。
複雑、活力にあふれ、確固たるスタイルがあり、アルコールも控えめなワインは素晴らしいピュアさが感じられ、カルトワインとしての地位を得ています。悲しいことにタラス・オコタは2020年に亡くなってしまいましたが、彼のヴィジョンは確かに彼の妻でワインメーカーであるアンバーに引き継がれています。
栽培 | ブドウはピカデリーサブリージョンの小さなブドウ園。 1985年に3つのガメイクローンが植えられましたが、数年後、その不人気のためにシャルドネに接ぎ木されました。 2013年に、タラスは栽培者の仲間であるサムにシャルドネの移植部分をチェーンソーで切り、純粋なガメイだけの樹に戻しました。 土壌は石灰岩の上に粘土。 |
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ワインメイキング | 野生酵母にて発酵。ブドウは約12日間マセラシオンカルボニック。 古樽のフランスのバリックにバスケットプレスされます。瓶詰めされ少量のSO2添加。ノンコラージュ及び未濾過。 |